スタンフォード大学側が、アンマとの対話について記した記事

インドの「抱きしめる聖者」、自身の人生経験と精神的指導者としての洞察を分かち合う

あなたはこれまでにハグを求めて一時間以上並んだことがありますか?
「アンマ」(お母さん)という呼び名の方が知られているマーター・アムリターナンダマイーは、「エンブレイシング・ザ・ワールド(ETW)」という世界規模の慈善活動と、人々を引きつける愛と慈悲のメッセージを携えて、無数の人々を抱擁することに人生を捧げてきました。具体的には、アンマはこれまでに3,300万人を超える人々をその体で抱擁しています。

アンマと抱擁したくて、彼女が来る前から、メモリアルホールの外まで列ができているのは、インドの「抱きしめる聖者」、インドの傑出した精神的指導者の一人という、アンマの評判によるものです。

6月2日に行われた、スタンフォード大学の「思いやりと利他主義研究教育センター(CCARE)」の創始者・責任者であるジェイムズ・ドウティ氏との対談で、60歳のアンマは、自身の人生経験と洞察をメモリアルホールの満員の聴衆と分かち合いました。

 

写真(アンマにガーランドをかける駐日インド大使)

「一番の問題は、私たちが、自分には限界があると思い込んでいることです。自分を電池のようなものだと思ってしまうと、役に立つ時間に限界が生まれます」と、通訳を通してアンマは語ります。

それと違って、アンマのエネルギーの源は、‘高次の力、普遍的なエネルギー’であり、私たちも皆それにつながっている、とアンマは言います。アンマはヒンズー教の指導者ですが、自分の宗教は愛であると語りました。

「世界には多種多様な力があります。軍事的な力、書かれた言葉の持つ力、知的な能力。私たちはこれまで、この種の力で平和をもたらそうとしては失敗してきました。最も大いなる力は、愛の力です」 無限性へのこの深い確信をもって、アンマは更に、貧困層の食料、家、教育、医療、状況の改善に焦点を当てた、様々なプロジェクトの世界的なネットワーク、エンブレイシング・ザ・ワールド(ETW)に力を注いでいます。
このネットワークは、非常時の支援や、環境問題への取り組みも行っています。これらの取り組みの大部分は、報酬を受け取らないアンマ自身を含む、ボランティアや無報酬の管理者たちによって運営されています。

これらのボランティアの一人で、昨日出席していたアミナ・ジャンタさんは言います。「この団体は、世界をもっと良い場所にしたいと本気で願っています。そして自分たちから始めたいと思っています。私たちの誰もが『自分は世界を変えることができる』と思っているに違いありません。アンマがその自信を与えてくれるのです」

世界を変えることへの、この決意や響きあう願いは、スタンフォードの私たちのコミュニティにも通じるものであることは明らかです。ランチでの会話や、何度もの夏をリサーチやスタートアップカルチャーに深く首を突っ込んで過ごしてきたのを見れば、生徒や教授たちが、変化を生み出すという理想に価値を置いていることが分かるはずです。

アニー・アントンさんは、心理学専攻で2014年に卒業を予定している、CCAREの奨学金給費研究員です。彼女は変化について自分自身のビジョンを持っていて、それも同様に、真の思いやりに基づいたものです。彼女は、インドのケララ州でボランティアをしている時に、初めてアンマについて知りましたが、それ以前から、愛を与えるという信念をすでに培っていました。

アントンさんは次のように語りました。「私は高校生のときに本当に辛い時期を経験しました。心配や憂鬱な気持ちに苛まれていました。『私って何?この地球での目的は何なの?』と考えていました。自分のことばかり、人々が自分をどう思うかばかり思い煩っていました。でもある日突然、その種の目的は本当に目的にすべきものではないと分かって、もし他の人たちも同じように感じているなら、その人たちを助けなくてはいけないと悟ったんです。 それが私のハートを広げてくれて、同じように感じているかもしれない他の人たちを助けたいと思わせてくれたんです」

アントンさんは卒業後、エクアドルで7ヶ月の奉仕活動をする予定です。

彼女はアンマについて、「私は、アンマが抱きしめるお母さんであることが好きなんです。私もあの母性的なエネルギーを体現したい」と語りました。

アンマの人々への全面的な献身と慈愛のメッセージは、人々の深いところに伝染するようです。

アンマの組織のメンバーで、2000年からアンマのところで働いているダンテ・ソーヤーさんは、そのインスピレーションについての個人的な経験を語りました。
「私はアンマの中に、人間が自分自身を捧げる能力の最大限のものを見てきました。時には、全人生を他の人々に捧げているアンマの与え方は、少し極端だと、私たちは思うかもしれません。しかしその極端なお手本が、アンマが100パーセント与えているのだから、自分は5パーセントか10パーセント、あるいは今までより少し多く与えられるだろう、と思わせてくれるのだと思います」

ドウティ氏とアンマの対談の後、思いやりの雰囲気がホール中に満ちているのが、ありありと感じられました。人々は歯を見せて大きく微笑み、互いに思いやり深く通路を譲り合っていました。

アンマは言いました。「思いやりが始めの一歩です。その最初の一歩を恐れずに踏み出せば、他のことは全て自ずと起こります。それは連鎖反応です。それは一人の人から次の人へ、そしてまた次の人へと伝わってゆき、膨大な違いを作リ出すのです」

http://www.stanforddaily.com/2014/06/03/indias-hugging-saint-shares-her-life-experiences-and-insights-as-a-spiritual-leader/